Windows Server 2008 R2 で時刻同期
windows server 2008で時刻同期
WorkGroup環境で外部NTPサーバと時刻同期する。
参照するNTPサーバは ntp.nict.jp 、クライアントは 2008 R2 。
事前準備
同期設定を行う前に、大幅に時刻がずれているようなら下記コマンドを実行しておく。
w32tm /resync
設定
w32tm /config /update /manualpeerlist:"ntp.nict.jp,0x8 ntp.jst.mfeed.ad.jp,0x8"/syncfromflags:manual /reliable:yes
各部の意味は以下。
- update : 直接レジストリに書き込む
- manualpeerlist : 外部NTPサーバを指定、0x8は自分がクライアントとして動作する
- syncfromflags : workgroup環境だとmanualにすべきらしい
- reliable : 信頼できるNTPサーバかどうかを指定、あんまり意味はないらしいい
また、レジストリ値として、同期モードを0x8にする場合はRFC準拠の同期間隔が採用され、
64秒 → 128秒 → 256秒 → 512秒 と間隔を空けて同期するようになるが、
この間隔の最小値と最大値を変更する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\service\W32Time\Config\MinPollIntervalHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\service\W32Time\Config\MaxPollInterval
今回はminを6(26=64秒)、maxを10(210=1024秒)とした。
最終的にはMaxの値で同期を行う。
あとNTPサーバとしては動作しなくてよいので、以下のレジストリを編集した。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\service\W32Time\Config\AnnounceFlags
0 に指定しておいたけど、別段しなくてもよい。
調べてないけど不要な通信してたらイヤだなということで。
レジストリをいじった場合はサービスからWindows Timeを再起動する。
その際に イベントビューア → Windowsログ → システム でログを見ておく。
イベントID37が2回、ID35が1回出力されたら正常な状態。
各種確認コマンド
時刻がどれくらいサーバとズレているかをリアルタイムで確認
w32tm /stripchart /computer:NTPサーバ
現在の設定内容を表示
w32tm /query /configuration
現在の時刻同期の状況を表示
w32tm /query /status
参考にしたサイト
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/winntp02/winntp02_02.html http://uso59634.blog63.fc2.com/blog-entry-10.html