EC2(windows server 2012R2)でVirtual Box VMを動かす
VMWare Player on Windows 7 で動かしていた vm (CentOS5) を Virtual Box がサポートしている形式に変換して EC2 上で動かしてみました。
virtual box への移行
イメージの変換
Windows 7 上の vmx ファイルを ovf ファイルに変換します。
変換はコマンドラインから実施します。
PS C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Player\OVFTool> .\ovftool.exe C:\Users\hoge\Documents\vm.vmx C:\Users\hoge\vm.ovf
この時、vm イメージの指定があらぬとこを見ていて変換に失敗したので、 vmware player の設定を以下の様に変更しました。
[仮想マシン設定の編集] - [ハードウェア] - [CD/DVD] - [接続] で [物理ドライブを使用する] にチェックが入っていること
転送
C:\Users\hoge
にできた ovf ファイルと vmdk ファイルを普通にEC2に転送します。
Virtual Box のセットアップ
EC2 に Virtual Box がインストール済みであることが前提です。
インストール時にインスタンスの NW 接続が瞬断するので注意します。
- virtual box の [仮想アプライアンスの追加] から ovf ファイルを指定してインポート
- NW は NAT とする
- ポートフォワードを適宜追加する
- http なら 80 -> 80 など
- ポートフォワードに追加した内容を windows firewall に許可設定する
- ゲストから外向きの通信ができない場合は、ゲストにデフォルトゲートウェイを追加する
$ sudo echo "0.0.0.0/0 via 10.0.2.2" >> /etc/sysconfig/network-scripts/route-eth0 $ sudo service network restart
- VM を起動し、動作確認を行う
vm の自動起動
以下の 1 行を bat とかにして、タスクスケジューラに登録します。
"C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe" startvm --type headless vm
おわり
t2.medium インスタンスで動かしているのですが、CPU を常時 40% ほど使っているので、ec2-import-instance
使えと言われている気がします。
今回は事情によりリソースが余っているインスタンスがあったのでこのようなことになりました。
二重仮想化ということでゲストのパフォーマンス劣化が噂されていましたが、いまのところ問題なさそうです。
(大したものが動いていないということもありそうですが)